務めの日々
やるべきことが無限にある。
この家の掃除と、祖母の弟さんに借りたDVD鑑賞、御陵さん参りとノートへの手書きの手習い、などなど。
とりあえず、窓ふきは済ませた。
自分の部屋と、父の部屋の窓を拭き、ベランダも掃いて務めを終える。
ここからが私の悪い癖で、出来栄えを人に見せては自慢する。
今日も母に「確認してくれる?」と言って見せびらかしていた。
これでは欲に始まった業と同じだろうよ、と思う。
しかし仕事とは褒められたいという欲から始まるのか、務めと言う業から始まるのか、その辺あいまいだ。
今日も今日とて市民の皆さま、お元気そうで、「お前は不細工だー!」とベランダ越しに言う保育園の先生。
「いや、不細工はあんただろ」と冷静にお返事しておいた。
なんだか可笑しな具合だなあ。
御陵さんに行ったら、お守りを買うイケメンありて、「何の仕事の人やねん」と思いながら主婦の人たちが二人連れ立っているのを見て、ああ、この神社もようやく憩いの場になったかと感慨深かった。
100円でおみくじ引けるらしい。100円勿体ないので引かない。五円玉賽銭して、「今日一日無事に終わりますように」と祈ってさっさと裏門から帰って行った。
目立つのは好きじゃない。あんなんで良いと思う。
良いとこ取りはさせたもん勝ち。持ってけ泥棒、とばかりに福を配る。
きっと良くなれば良いさ。
その内まーるく収まるだろうさ。悪い事さえしなければ。
そんな風に考えてから、女の子はいつも仲間外れを作ってばっかり、と思った。
だから私は友達がいない。
今後も作る気は無い。
一匹オオカミ、今日も行く。
では。
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